5月26日開催、京都競馬12R 東大路Sを例に数理パズルの解き方を考えています。
■数理パズル、解の約束事
前回も少し触れましたが、競馬の数理パズルでは解=馬番号とは成りません。
それは例えば東大路Sの1着は2番を解と考える場合、馬券対象は2番ではなく12番です。
その理由は2つを一組とした競馬の数理パズルという約束事です。
そしてこの2つで一組という組み合わせは、難しい数式から導き出される訳ではありません。
誰でも一目で理解出来る場所として、無料で入手可能なデータが全て示されています。
■数学的な「0」
次に大切な約束事は数学的な「0」です。
数学的な「0」とは、例えば数直線上に存在するー1:0:+1といった並びの「0」ではありません。
既にお話していますように、競馬の数理パズルでは合同という考え方、つまり「ある数を法とした世界」で考えます。
そしてこの合同における「0」が最大数値+1であるように、数理パズルとしての競馬では何らかの形で「0」となる場所が存在していると考えてください。
例として示した図表、東大路Sでは出馬表の6番がこの「0」に該当します。
その理由と馬券対象である1着、2着、3着の関係は次の式です。
6÷2=3
2*3=6
3*2=6