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【競馬の暗号-6-】
■優れた運営技術
1番:5.3倍
2番:8.0倍
3番:3.5倍
締め切り一時間前の単勝オッズが仮に上記の場合(10頭立てとして3番以降は割愛)、1着の予定順位が3番であり、この配当管理予定範囲が2.8倍である時、3番の最終オッズを調整するためには更に0.7倍引き下げる必要があります。
3番の予定配当が2.8倍である場合はまさにこの方法しかありません。そしてそのような手法で配当管理が行われているとすればその方法は投票可能(競馬会関係者以外)人物に対して事前に3番1着を伝えておくしか方法はありません。
前項でお話しましたようにこのような行為が行われている事を前提として競馬の暗号論なるものが成立しています。
しかしここで配当管理の手法そのものを考え直してください。
予定の配当管理は確実に存在している、だが予定の入着順位は誰にも伝えられていない。こうした状況において特定の馬番号の最終配当を確実に予定範囲内に調整する方法が他にひとつだけ存在します。
■オッズの盲点
現在の日本中央競馬会が採用するオッズ方式では、特定の馬番号のオッズに変動が起きる現象には二通りの要因が存在します。
(1)特定の馬番号に投票が行われた場合
(2)全体としての投票行為に変化が起きた場合
つまり前項までのお話、3番の配当を3.5倍から2.8倍に引き下げるためには0.7倍分の投票が必要となります。
しかし予定のオッズが2.8倍であり、締め切り一時間前のオッズが2.5倍である場合は3番への投票が行われなくとも3番のオッズは変動します。
分かり易く言えば、1着予定の3番のオッズは通常の場合予定範囲(2.8倍)よりも低い値を示しているという意味です。
それにより最終的な配当を2.8倍に調整するためには3番への投票が必要ではなくなるという構図です。当然の事ながら1着3番という入着予定を誰も知らない状態で正確な配当管理を行う事が可能となります。
1番2番、5番や8番への単勝投票が行われた場合、3番のオッズは上昇します。これが誰も予定順位を知らない状態において正確な配当管理を実施する方法です。
単勝の配当は1着同着でない限り一頭のみです。よって最終的な配当が3番のみ2.8倍であれば、その他の馬番号がどようなオッズを示していたとしても配当管理には全く影響がありません。この手法は全ての券種においての基本でもあります。
まさにそれは目に見えないマジックと心理の盲点を活用した高度な運営技術であると昔から感服していました。